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欠乏感を手放す!

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【第19講】 武器を持つのではない、手放すのだ!

こんにちは、中村です。

不況になると逆に伸びる産業をご存知ですか?

いくつかありますが、そのひとつがスキルアップ産業です。

たとえば、英会話、お料理教室、資格教材などです。

普通なら逆のような感じがしますよね。

・不況でお給料が減る
   ↓
・家計に余裕がなくなる
   ↓
・贅沢品や無駄な出費を抑える
   ↓
・お稽古事は二の次

という流れが自然に思えます。


ではどうして不況になるとスキルアップにお金を使う人が増えるのでしょうか?

キーワードは「自信」です。

もし、今の自分に十分に満足しているとしたらどうでしょうか?

おそらくこれ以上スキルを身に付けようとは思わないのではないでしょうか。

もちろん仕事上の最低限のスキルは必要ですが、あれもこれもと学ぶ必要性は感じないと思います。

世間がどんなに不況になろうとも例え会社が潰れようとも、

「自分なら何とかなる!」という絶対的な自信があったら…

例えそれが何の根拠もない自信でも、常にドッシリと構えていられるのではないでしょうか。


不況になると不安になります。

「もしリストラされたら…」
「もし会社が倒産したら…」

「果たして食べて行けるのだろうか?」
「今の能力で次へ進めるのだろうか?」

そんな思いが次々と湧いてきます。

そして自分に対して欠乏感を感じてしまうのです。

その欠乏感を埋めるのが「スキル」や「学び」なのです。


もちろんスキルや学びが悪いと言っているわけではありません。

しかし、欠乏感からの学びにはゴールがないということなのです。

たとえ新たなスキルを学んでも、「まだまだ」という思いが強いとさらなる学びを求めはじめます。

セミナージプシーやノウハウコレクターという言葉を聞いたことがありますか?

次から次にセミナーを渡り歩いたり新しいノウハウを学び続ける人のことを言います。

でもいつまでたっても不完全な自分のままなので、学びを活かせないのです。

この現象を私は「まだまだ症候群」と呼んでいます。

私たちは自分の欠点や足りない部分にどうしても目が向いてしまいます。

そしてそれを補おうとさまざまなスキルや学び、知識や価値観などを身につけて武器を増やそうとします。

でも実は幸せになるためには、武器や鎧を身に着けるのではなく、手放すことが大切なのです。

「これからの時代は○○が必要だ!」
「○○でなければいけない!」

「○○にならなければダメだ!」
「自分には○○が足りない!」

そんなカチンコチンに凝り固まった価値観は高い価値基準を作り出します。

そして高い価値基準はさらなる欠乏感を生み出します。

これまで何度もお伝えしているように、自分にOKが出せないのは高すぎる価値基準です。

ですから自分にOKを出していくためには価値基準を緩める必要があるのです。

そして価値基準を緩めていけば、欠乏感からではなく、本当に必要な知識やスキルが何なのかがわかるようになってきます。

そして多くの人がこう気がつきます。

「あれ?ホントに必要なもの、もう持ってるかも…」

そうすると、ムダな知識やスキルを手に入れるのではなく、すでにあるものを活かす方向に進めるのです。


日本の古くからの言葉に「足るを知る」という言葉があります。

これは私たちが幸せになるためには、ないものに意識を向け、ないものをもとめるのではなく、すでにあるもの、持っているものに意識を向けるという考えです。

「不足」から「知足」への意識転換です。

そして足るを知れたら、それを活かすことに意識を向けられるようになります。

「まだまだ足りない!」「もっともっと!」というインプット体質から、
「これを何に使おう?」「何に役立てようか?」というアウトプット体質に変容して行くのです。

常に欠乏感を感じる人生と、常に満足感を感じる人生…

あなたはどちらが良いですか?

以上、第19講「武器を持つのではない、手放すのだ!」をお送りしました。

それでは次回をお楽しみに!






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