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不安障害の意外な原因とは?
不安障害とは?
不安障害とはその名の通り、日常的に強い不安を感じてしまう症状を言います。
米国精神医学会のDSM-IV-TRの分類では、不安障害という症状の下位に以下のような症状があります。
- 不安障害
- パニック障害
- 恐怖症
- 強迫性障害
- 外傷後ストレス障害(PTSD)
- 急性ストレス障害
- 全般性不安障害
- 一般身体疾患による不安障害
- 物質誘発性不安障害
- 特定不能の不安障害
しかし一般の人はこれらの症状の違いはなかなかわかりません。
また、たとえ心療内科など病院に行って診断結果を聞いても、病名がつけられるだけで原因までは診察してもらえないのです。
そして多くの場合、病院に行ってもお薬を処方されるだけで、なかなか根本解決には至らないのです。
不安の原因が意外なことも
- なぜだかわからない不安や恐怖心…
- モヤモヤする気持ち…
- 底なし沼のような気分の沈み…
そして病院に行ってもお薬を処方されるだけ。
さらにお薬を飲んでも頭がボーッとするだけで、明らかに何の解決にもつながらない。
そんな場合には、実はその原因は「あること」かもしれません。
以前、症状を改善された何人かのクライアントさんが同じような話をしていました。
最初は自分の不安や恐怖心は「不安症、うつ病」などの「心の病気」だと思っていたんです。
病院でもそんな診断をされました。
でもネットで色々調べていくうちに、中村さんのページを見つけて「あ、私の悩みの原因はこれかもしれない!」そう感じたのです。
そしてカウンセリングでお話を伺うとやはりドンピシャでした!
これまでは自分が弱いせいだとか、性格のせいだとかこんな状態になってしまった自分を責めていました。
でも全く違うところに原因があったのだとわかり、それだけでも希望光が見えました。
そして原因の根本を取り除いていただけて本当に良かったです。
では、この方の不安やうつ状態の原因は何だったのでしょうか?
それは…
トラウマです。
過去の嫌な出来事のイメージや感覚が無意識レベルにまで染みついていたのです。
トラウマというのは、冒頭でご紹介した不安障害の外傷後ストレス障害(PTSD)にあたります。
ただ、医学的に言うとPTSDは生死に関わるような出来事に遭ったり、目撃したことが原因となりますが、それよりも広い意味で「心の傷を負った出来事」という意味でのトラウマです。
トラウマを抱えてしまうと、少しでもそれに関連のある場面や出来事が起きると、大きな恐怖や不安を感じるようになるのです。
これはフラッシュバックと言われる現象です。
そして、その不安や恐怖が、
「また不安になるかも?」
「また恐怖を感じるかも?」
「もし苦手な場面に出くわしたらどうしよう…」
という、常にビクビクしている予期不安にもつながって行くのです。
多くの方は「トラウマ」と聞くと「失神するほど恐怖を感じた超特別な出来事」と思いがちです。
しかし実際には、日常の延長線上の案外些細な出来事が原因になっていることも多いのです。
トラウマ「3つの種類」とは?
トラウマには3つの種類があると私は考えます。
1.出来事のトラウマ
これは過去の嫌な出来事自体がトラウマになってしまう一般的なトラウマです。
例えば、彼にひどいフラれ方をしてから男性と付き合えなくなった、というようなケースです。
2.イメージのトラウマ
例えば、母親がいつも不満を言いながらしかめっ面で嫌々家事をしていた。
そんな日常が繰り返されると、
「家事=嫌なこと」
「家事をすると不機嫌になる」
というイメージが知らず知らずのうちに脳に刻みこまれます。
すると、自分が大人になって家事をする時にも、まるで昔の母親が感じていたような憂鬱な気分が再現されてしまうのです。
トラウマとなるような強烈な体験はないけれども、「イメージ」がトラウマとなってしまうのです。
これが「イメージのトラウマ」です。
3.観念のトラウマ
例えば、昔から
「うちは貧乏だ!」
「稼ぐのは大変だ!」
「お金は汚れている!」
ということを親が言っていたとします。
すると、お金や稼ぐことに対してネガティブな観念が生まれてしまいます。
「自分は貧乏だ!」
「お金持ちは悪者だ!」
「自分はお金に縁がない!」
という標語を心の中に掲げるようなものです。
そしてその観念という思い込みがトラウマとなりお金や稼ぐということに関して自分の行動に制限をかけてしまうのです。
これが「観念のトラウマ」です。
自分が持っている「ネガティブで強烈な価値観」とも言い換えられます。
トラウマ解消への第一歩とは?
ではどうすれば、3つのトラウマを解消することができるのでしょうか?
それは、「気づく」ということです。
私たちは得体の知れないものに対して一番不安を感じます。
死が怖いのも、幽霊が怖いのも、未知のことだからです。
ですから「自分が感じる漠然としたこの不安は、実はトラウマが原因だったんだ!」とわかると、それだけでも救われた気がします。
そして原因がわかれば、それを解消につなげることもできるのです。
しかし、それに気づけないと…
一生悶々とした不安を抱え続けなければいけないかもしれないのです。
どんなことでも、原因と結果があります。
もちろん「原因探し」が目的になってしまうような「不毛な原因探し」はよくありません。
しかし、自分の過去を客観視してより自分を深く知ることは、より良い人生を送るためには大切です。
もし今のあなたが、「なかなか解消できない不安」を抱えているのなら、その原因は案外「トラウマ」にあるのかもしれませんよ?
でも安心してください。
トラウマは解消できます。
トラウマ(PTSD)治療方法
トラウマの治療法として一般的なのが、暴露療法(エクスポージャー法)、EMDR、認知行動療法です。
暴露療法は苦手を少しずつ体験して(苦手に暴露させる)徐々に慣らして行くという方法です。
確かに、専門の医療機関で医師によるサポートを受けながら治療を進めることへの安心感がありますが、以下のデメリットもあります。
- 治療が長期に及ぶことがある
- 暴露する加減が難しい
- 加減を間違えると症状を悪化させる
その他の治療方法も年単位で治療を受けなければいけない場合もあり、また長期治療の割には症状が改善されないという事例も少なくないようです。
それはまるで、いつになってもたどり着けない「蜃気楼を追いかける」ようなものなのです。
ではもし、不安の根本的な原因となっているトラウマとなる出来事を特定でき、その記憶を短期間で薄めたり、思い出し難くできたらどうでしょうか?
きっと不安が根元から消滅するので、あっという間に不安症から抜け出せる気がしませんか?
医療機関の限界
不安の根本的な原因となっているトラウマとなる出来事を特定し、その記憶を短期間で薄めたり、思い出し難くする。
果たしてそんな夢のような方法があるのでしょうか?
もしあるとしたら、とっくに全国の医療期間で採用されている気がしますよね?
しかし、悲しいことに医療にも限界があります。
例えば、整形外科に何年通っても改善しなかった腰痛が、民間の整体院であっという間に治った!という話はごまんとあります。
私の妻もかつて椎間板ヘルニアを患い、手術しかないという診断をされたことがあります。
しかし、当時はまだ子どもも小さく、長期の入院となると色々と不都合が起きるため、インターネットで色々と調べてある整体院にたどり着きました。
藁をもすがる思いで、まともの歩けない妻に肩を貸しながらその整体院に行ったところ、たった2回で完治してしまいました。
おそらくこのようなすぐれた技術を持っている、まるで職人のような整体師は全国にたくさんいるはずです。
しかし、整形外科などの医療期間がその民間手法を研究して治療に取り入れることはありません。
これまでと同じように、レントゲンを撮り対処療法として湿布や痛み止めなどのお薬を処方し続けるだけなのです。
そうすることで、医療機関も製薬会社も継続的に利益を出し続けて行けるからです。
高齢化社会で膨大に膨れ上がる医療費を本当に減らしたいのなら、より効果的な手法をドンドン医学会に取り入れるべきではないか?
そう思うのは私だけではないはずです。
これと同じような構造がメンタル医療の分野でも当たり前のように起きています。
PTSDの名医、権威と言われるお医者様や医療機関に行っても一向に解決できなかったトラウマでも、民間のセラピーによって一気に改善することも決して珍しくないのです。
また、心の問題を「病気」や「症状」という学術的な狭い観点だけで見る医療機関と(もちろんそうではないお医者様もいらっしゃるとは思いますが、一般論として)、
あくまでも生身の人間の人生の流れで起きている滞りという広い視野で見るカウンセラーやセラピストでは、その効果やクライアントの心的安心感も全く違って来るのです。
トラウマ(PTSD)の根本的な克服方法
もし今のあなたが何らかの強い不安を抱えているのなら、そしてなかなかそれが解消できないのであれば、実はその裏には、自分でも気づいていない「トラウマ」が存在しているのかもしれません。
あるいは、自分でも「あの出来事がトラウマになっているよな…」という過去の体験があるのでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
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