本当の自分とは?
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【第10講】世界→他人→?
自分にOKを出す「ココロの講座」も10講目です。
これまでの講座を通じて、あなたを取り巻く世界観やさまざまな現象の意味や本当の姿への理解が少しずつ深まって来たのではないでしょうか?
ありのままの自分にOKを出して、心豊かに人生を歩むためには一見遠回りのように見えますが、自分を取り巻く世界の真実を知ることがとても大切です。
ですからこれまでの講座を通して色々な気づきがあったのではないでしょうか。
では、自分にOKを出すために一番大切なことは何だと思いますか?
それは…
「自分を知る」ということです。
自分を十分理解していないのに自分にOKを出せと言う方がおかしいのかもしれませんね。
ですから今日のテーマは自分です。
これまで私たちが見ている「世界」は価値観というフィルターを通して見ている幻だ!とお伝えしました。
さらに、私たちが日常接している自分以外の「他人」も価値観というフィルターを通して見ている幻だ!とお伝えしました。
では本当の自分の姿とは何でしょうか?
もうお分かりですよね。
自分も幻なのです。
では自分の何が幻なのでしょうか?これからじっくり解説して行きます。
本当の自分とは?
セルフイメージという言葉を聞いたことがありますか?
文字の通り「自分(セルフ)」に「結びつけたイメージ」のことです。
このセルフイメージは能力発揮や人間関係に大きく影響を及ぼすことが知られています。
しかしこのセルフイメージこそが幻なのです。単なるイメージにすぎないのです。
例えば、中学校で成績がトップクラスの生徒が有名進学校へ進みました。
その進学校は他の中学校からもトップクラスの生徒が集まっています。そして入学後最初のテストで彼はショックを受けます。その原因は順位が中間より下だったためです。
彼は一気に勉強への意欲がなくなり、自分は頭が悪いと思い込んでしまったのです。
では彼は本当に頭が悪かったのでしょか?
そんなことはありませんよね。有名進学校に進んだのですから。周りからは秀才と見られているはずです。
でも自分では頭が悪いと本気で思っているのです。
結局、自分への評価は他人が決めるのではなく、自分が自分に対してどのような評価をしているのかがポイントなのです。
おそらく彼と同じテストの点数でも、「この学校でこの成績なら上出来だ!」と自信をつけた生徒もいたでしょう。
自分にOKが出せるのか、出せないのかは能力や才能のあるなしではないのです。自分にかぶせたイメージ、いわゆるセルフイメージが大きな要因なのです。
ではそのセルフイメージはどのようにして作られるのでしょうか?
それこそが価値観なのです。
価値観は価値基準を作ります。
そしてその価値基準が「自分=OK」「自分=NG」を作り出すのです。
先程の高校生の話で言うと、彼は中学時代に成績はいつもトップクラスでした。
「成績順位が上位=頭が良い」
「頭が良い自分=優れている」
といった価値観や価値基準が知らず知らずのうちに出来上がっていたのです。
そして高校入学後のテストではこれまでに経験したことのない順位を取ってしまったために
「成績順位が悪い=頭が悪い」
「頭が悪い=優れていない」
となってしまい、自信を失ってしまったのです。
このように、私たちはこれまでの長い人生を通して多くの価値観を身に着けてきました。そしてその価値観がセルフイメージを作り出し、自分の本当の姿だと勘違いしてしまうのです。
「自分も幻」なのです。
以上、第10講をお届けしました。
次回もお楽しみに!
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