自分に自信をつける方法
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自分に自信をつけるにはこうしよう!
悩みを抱えている人のほとんどが抱えている問題
それは「自信がない…」ということです。
ではそもそも、自信がない状態とはどんな状態でしょうか?
例えば、こんな場面ではどうでしょうか。
来週仕事で発表がある。
「でも、うまくできる自信がない…」
この場合には、未来の自分に対して自信がないということになります。
他にも、もうすぐ試験がある。
「でも、受かる自信がない…」
この場合にも、未来の自分に対して自信がないことになりますよね。
ではもし、来週の発表を前にして既に完璧に準備が整っている状態だったらどうでしょうか?
うまくできる自信はかなり高まる気がしませんか?
あるいは、試験を受けるときにも、既に10年分の過去問が完璧にこなせているとしたらどうでしょうか?
おそらく、かなり自信がついているのではないでしょうか?
ということは、未来に起きることに対する自信というのは、実は今の状態が大きく影響しているのです。
未来の「あるべき自分」と「今現在の自分」のギャップが大きければ大きいほど、自信はなくなります。
でも今の自分がかなりいい線を行っていると感じられると自信も増大するのです。
では今度は次のような状況はどうでしょうか?
来週仕事で発表しなければいけない。まだ準備は全然やっていない。
でも「まあなんとかなるだろう」という心の余裕がある。
決して発表は得意ではないし、もしかするとスムーズにいかないかもしれないけれど、「まあなるようになるし、自分ならなんとかできるだろう^^」と根拠のない自信があるのです。
これは今の自分にOKを出せている状態です。ですから未来の自分に対しても自信が持てるのです。
結局、自信をつけるために大切なことは、今の自分にどれだけOKを出せているかが重要なのです。
たとえ先の見えない未来がどんなに不安でも、自分に完璧に対処できる自信がなくても、常に今の自分にOKを出せているのなら、不安が減り自信が増して行くのです。
逆に今の自分にOKが出せないと、「今のダメな自分」が創り出す未来にも自信が持てないのです。
自信がある人、ない人の違いとは?
自分に自信がある人とない人、この2人の違いとは何だと思いますか?
自分に自信のある人は、現在自分が持っているものに満足しています。
持っている“もの”とは、
- 知識やスキル、能力
- 自分を取り巻く人間関係
- 自分に注がれている愛情
などです。
一方、自分に自信のない人は、現在自分が持っているものに満足していません。
・自分には知識が足りない…
・スキルや能力がない…
・人間関係がうまくいっていない…
・十分な愛情を注がれていない…
などなど…
「持っているもの」ではなく「持っていないもの」に焦点が合っているのです。
一見、自信がある人と聞くと、地位、学歴、人気、成績、待遇、給料などが高い人のように思われます。
しかし、高学歴でお金持ちの人でも「まだまだ自分には足りない…」と感じている人も少なくないのです。地位も人気も手にしていながら「自分には足りないことだらけだ…」と思っている人も実は多いのです。
今の自分を認めることを「自己肯定」と呼びます。そして自分を心から認められている状態を「自己肯定感が高い」と表現します。
結局、自己肯定感の高い人は、たとえどんなに貧乏でも、仲間はずれにされても、仕事がうまく行っていなくても自分を肯定でき「今の自分でOKなんだ!」と常に自分にOKを出せる人なのです。
「確かにそうなれると素敵ですが…実際問題としては難しいのでは?」
確かに今日明日でそんな自分になれるほど簡単ではありません。
でも方法はあります。
では、どうすれば自分にOKを出せるのでしょうか?
自分にOKを出す方法
多くの方は「自分にOKを出す=自信をつける」と思いがちです。でも実はこの表現はちょっと違います。
「自信をつける!」と聞くと何かパワーをもらったり、武器を身につけるようなイメージがありませんか?
今の自分にはないもの増強するようなイメージです。
しかしこれだと「満足感」ではなく「欠乏感」を強く感じてしまうのです。
なぜなら「よしっ自信をつけるぞ!」と宣言した自分を裏返すと「だって今は自信がないから…」と言う裏メッセージがくっついて来ます。
じゃあどうすれば良いのでしょうか?
それは「まずは今のありのままの自分を肯定する」ということです。
たとえ今は仕事が思うように出来ていなくても、人間関係に悩みが絶えなくても、自分の能力に自信がなくても、今の自分をありのままに認めてあげるのです。
「でもそれがなかなかうまく行かないんです…」
そう感じる人も多いと思います。
ではどうすればありのままの自分を素直に認めてあげられるのでしょうか?
そのファーストステップは「理解」です。
過去から今現在の自分、そんな自分の人生をひっくるめて理解してあげるのです。
これまでの自分の人生を振り返ってみて、こんな過去を過ごしたら今の自分でいるのはしょうがないよ。今の自分になるべくしてなったんだ。
自分の育った環境、家族、友人、これまでの辛かった出来事や楽しかった出来事…
みんなひっくるめて、そんな過去があったら、今の自分には、なるべくしてなったんだ。
そう自分にやさしく伝え、自分を理解してあげるのです。
但し、今の自分や過去に良い悪いという価値判断は加えません。
ただ今の自分の存在を肯定するのです。
・ポジティブでもなく、ネガティブでもなく。
・プラスでもなく、マイナスでもなく。
・悲観的でもなく、楽観的でもなく。
・あきらめるわけでもなく、期待するわけでもなく。
・投げやりなわけでもなく、情熱的なわけでもない。
ただフラットに、ニュートラルに、そして客観的に一個人としての自分に微笑みかけるのです。
この状態をしばらく続けていると「フッ」と心が軽くなる瞬間が訪れます。
そうすると、今の自分でいることをとても素直に受け入れられるのです。この状態が自分にOKを出せている状態です。
自分にOKを出せていると「自信がある・ない」という次元を超越します。
そもそも今の自分でOKなのですから無理やり自信をつける必要すらないのです。
・自信がなくなったとき
・弱気になったとき
・不安が襲ってきたとき
そんなときには、目をつぶってありのままの自分に「そうだよね、わかるよ!」と微笑みかけてください。
きっと、あなたの心の中にうねっていた荒波が、スーッと静まる感覚が味わえると思います。
自分にOK出すと言うのは理屈ではありません。頭で理解することでもありません。感じるものです。
ぜひ、自分がOKな状態を体感してみてください。