一人ぼっちを異常に嫌う原因とは?
一人ぼっちを異常に嫌う原因とは?
こんにちは、ブレーキ解除セラピストの中村です。
多くの心のブレーキは子どもの頃に作られます。
私の知り合いにこんな方がいます。
彼が小学生の頃に両親が離婚してしまいました。
彼は父親に、弟は母親に引き取られました。
その後、父親も自分の元を去り、
高校生から一人で下宿生活をしていました。
両親の愛情を十分に受けられずに
常に一人ぼっちを感じながら大人になってしまったのです。
そして現在、彼は2人の子どもの父親として
幸せに暮らしています。
自分が寂しい思いをした分、とても子煩悩で
家族と過ごすことに幸せを感じているのです。
ただ日常的にこんな出来事があるようです。
例えば、
家族でファミレスに行ったとき。
妻と子どもたちがドリンクバーに行って
一瞬自分一人だけが席に取り残された状態になる。
その途端に何とも言えない不快感が彼を襲います。
そして席に戻ってきた妻に当たるのです。
「亭主を一人にさせるな!もっと気を使え!」
他にも、彼は義理の両親との接触を極度に嫌います。
なぜなら、おじいちゃんやおばあちゃんに注目が行き、
家族の中での自分の存在が薄まる気がするからです。
おそらく彼にとっての家族像は、
「自分が中心にいるべきもの」
「自分の周りから離れてはいけないもの」
なのです。
ですから、妻と子どもがおじいちゃんの家に
行くときには常に日帰りだそうです。
泊まってしまうと、彼が独りぼっち状態になり
とんでもなく不機嫌になるからです。
かといって彼も一緒に泊まることはしません。
こういった事がずっと続いているため、
妻は大きなストレスを抱える結果につながっているのです。
彼の中では
・自分の存在が薄くなったり、
・他の人に注目が移ったり、''''
・自分が取り残された状態になったときに
そんな時には潜在意識レベルで拒否反応が起きます。
そして不快感や怒りを味わうのです。
子どもの頃からの体験で、
「一人ぼっちは寂しい、嫌だ!」
と彼はずっと思っていたはずです。
そして彼が結婚した時には
「もう二度とそんな辛い思いはしたくない!」
という気持ちが強かったのではないでしょうか。
そんな思いから家族に対する彼の価値観は
「いつも一緒で自分が中心」
なのです。
でもその思いがあまりにも強すぎてしまうと、
結果として彼や家族を縛り付けることにも
なってしまうのです。
このように、
私たちは子どもの頃の体験や出来事が心のブレーキとなり、
その後の人生に大きな影響を与えるのです。
しかしその影響は通常、
日常生活レベルの些細な現象として発生するため、
はた目からは、
・融通が利かない
・細かい
・こだわりすぎ
・意地悪い
というような
「性格上の問題」
として受け止められがちなのです。
しかし、目の前の現象を引き起こしている
心のブレーキは何か?
そしてそのブレーキはいつどこで作られたのか?
と深めていくことで、それを解消することは可能なのです。
あなた自身や周りの人の
「問題行動」や「問題発言」
実は心のブレーキが引き起こしているかもしれませんよ!
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コメント
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管理者さんへちょっとした相談
私は、一人でいると、とてつもない恐怖心が襲ってきます。誰かに見られてるような気がしてたまりません。これってひとりぼっち恐怖症ですかね?
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Re: 管理者さんへちょっとした相談
「ともちゃん」さま
一人でいると誰かに見られている気がして恐怖心が湧くということですね。
これだけの情報では一人でいることに対する恐怖心なのか、それとも他人の目に対する恐怖心なのかは限定できませんが、おそらく過去に何らかのきっけとなる体験があるのかもしれませんね。
例えばこんなケースもあります。幼少期によく留守番をしていて大きな不安や恐怖を感じた体験。厳しい親に監視されるように育てられた体験。このような体験から一人と恐怖心が結びつくこともあります。
心の深い部分を知るためのメール講座も開講していますので、是非そちらもご参照ください。
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